聴覚の才能

目の不自由な人は目以外の感覚が研ぎ澄まされて、特に聴覚は発達するようです。
音楽で、特にピアノは目の不自由な人に才能が開花するということがよくあって、
国際ピアノコンクールでグランプリに輝いた辻井伸行さんは一番よい例でしょう。

また先日テレビで見た番組で、磯村靖幸さんという人を紹介していたのですが
一度聴いた音楽を何の練習もしないで、いきなりピアノで弾けるという超人的な才能を持っています。
目は不自由ですが、聴覚だけで1万曲以上の曲を覚えているそうです。

もちろんクラシックのショパンの曲やシューベルト、あるいはテレビの主題歌
その他ありとあらゆる曲を一度聴いたら即座に弾いて、それもずっと覚えている。
これはサヴァン症候群といった特殊な能力を持つ人なのだそうです。
天才と呼ばれる人にも多い能力だそうです。

この人は目の不自由なことを全く意に介してないようにも見えます。
極端に言えば神経が耳に集中しているようにさえ見え、
ピアノを弾いているときの表情は、笑顔を絶やさず、とても幸せそうです。

もちろん、テレビで取り上げていたのはサヴァン症候群についての才能が主題でしたが、
少なくとも目の不自由なことも、聴覚が優れているひとつの原因ではないでしょうか。